水槽のサカナは、私の影をみて逃げまくったりする。
こちらは餌をあげるのに、逃げるなよと思ったりする。
しかし、そんなことはサカナには通じない。
だが、普段、焼き魚をうまいうまいと言って食べているので
すでにその正体を見透かされているのかもしれない。
我々の間でも相手が何を感じ、何を考えているかわからない。
人間同士ですらそんな具合だから、動物のことはもっとわからない。
だが、動物が何も感じておらず、何も考えていないと
断言できるだろうか。
水槽のお魚ですら、人間の影を見て逃げ回ったりする。
なぜ逃げるのだろう。
人間のように知性で判断した上で逃げるのだろうか。
やはり、単に怖いから逃げるのだ。
こうした感情はおそらく全生命に共通であると思う。
これは種の存続のために必要だからだ。
人間みたいに考える頭脳は確かに発達していないのかもしれないが、
まず感情がなければ、生物としての行動ができない。
人によっては樹木の感情すら感じ取ることができる人もいる。
まあ人間は、動物どころか、他者のそれすら完全に無視しているから、
この世界で傍若無人に振舞えるのだろう。
アセンションしたら、こうした生き物の放つ気持ちも
はっきりと感知できるようになるかもしれない。
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