究極の孤独というものをテーマにした映画がある。
「
キャスト・アウェイ」(2000)である。
主演は、トム・ハンクス。
スピルバーグ監督の作品によく出演していておなじみかと思う。
私が好きな俳優の一人でもある。
これは南海の孤島で4年間を暮らさなければならなかった都会人の孤独との戦いの物語である。
なんていうとアドベンチャーっぽく聞こえるが、実は全然地味なのだ。
一応サバイバルの話しではあるが、現代人のこころのサバイバルといったほうがよいか。
レンタルショップで何気に借りてきて、お気に入りに入ってしまった。
自然とはなにか、
自分と向き合うということがどういうことか、
全てを失ってしまったとき何が残るか、
結局は人間という存在とはなにか、
マトリックスが崩壊した人間に何がおこるか、
....深く考えさせられる映画である。
決して面白いという映画ではないから、好みはあるかもしれない。
俗世の喧騒に疲れた方は見てみることをお勧めする。
漂流中にであう不思議なクジラ、
ノーランドが広大な土地に一人立ち尽くす最後のシーンが印象に残る。そんな言葉なき背景のなかに全てのメッセージがこめられている。そんなふうに感じた。

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キャスト・アウェイhttp://www.uipjapan.com/castaway/ 「チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、メンフィスに本社を置く宅配便"フェデックス"のシステム・エンジニアだ。個人としても、仕事人としても、時間に追われる日々をすごしていた。彼は、勢いよく上昇しつつある仕事人生で、突然、飛行機で長距離の出張に出ることもしばしばで、恋人のケリー(ヘレン・ハント)と過ごす時間はほとんどない。
チャックのうつ病的な生活は、しかし、飛行機事故により遠く離れた島に孤立したことで、突然終止符を打たれる。彼は、想像できる限り、まったく孤立無援の環境に投げ出されたのだ。日常の便宜から切り離され、チャックは何よりもまず、生きるために必要な基本的なもの、すなわち、水と食料、寝る場所の確保の問題に直面する。ビジネス問題を解決するプロだった彼は、物理的に生きていく方法を考え出す。だが、その次に待ち構えているのは? 孤独という精神的な試練に出会った彼は、ついに真実の旅を開始する。
4年が経ち、チャックはまったく生まれ変わった人間として文明社会に戻る。そして、彼は、これまで所有していたもの、大切だと思っていたものをすべて失ったことが、今までの人生に起こった最高の事だと悟るのだった」
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転記コメント(from楽天ブログ)
2005/11/28(Mon)18:50
映画はあまり見ませんが、トム ハンクスのは、割と見てます。
私は、最後のシーンで、4年間待ち続けていた、彼女をあきらめて、道ですれ違ったお姉ちゃんによって立ち直る、見たいな感じの場面があって、そこに人間の強さを感じました。
若い頃のは、わかりませんが、フォーレスト ガンプとか、スピリチュアルなメッセージが隠されている物が、多いように思えます。
エアポートもよかったですよ。
(2005/11/29 12
Re[1]
cumin-nyさん こんばんはというか、こんにちは。
いろいろと詳しいんですね。あのお姉ちゃんもだだっ広い農場に一人でたくましく暮らしていて、なんかそこに共感というか、これからの希望みたいなものがちらりと見えましたね。
トム・ハンクスはいろんな映画にでていて、演じる役も万能みたいな感じです。
今度、例のターミナルでも見てみようかなと思っています。ではでは。(2005/11/29 02
Re[2]
earth2012さん
>cumin-nyさん こんばんはというか、こんにちは。
>いろいろと詳しいんですね。あのお姉ちゃんもだだっ広い農場に一人でたくましく暮らしていて、なんかそこに共感というか、これからの希望みたいなものがちらりと見えましたね。
>トム・ハンクスはいろんな映画にでていて、演じる役も万能みたいな感じです。
>今度、例のターミナルでも見てみようかなと思っています。ではでは。
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