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地球異変の観察日記

本家記事バンク。 

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●ミュータント・メッセージ

2005/12/24(Sat)02:13

「聖なる一体の<真実の人>族であるわれわれは、この地球を去ろうとしている。残された時間を高度な精神生活のうちに送ることを選んだ。・・・われわれは永遠の存在だ。この宇宙には、われわれについてくる魂が人間の形をとれる場所がたくさんある。われわれは最初の人類の直系だ。初代の価値と掟をしっかりと守って創世記から生き延びるテストに合格してきた。この地球を支えているのは、われわれの仲間意識なのだ。今われわれはここを離れる許しをもらった。この世界の人々はすっかり変わり、大地の魂の一部を売り渡してしまった。・・・真の存在としての個々の精神を取り戻しつつあるミュータントもいる。真剣に考えれば、この惑星の破滅をまぬかれる余裕はまだあるが、われわれはもうあなた方を助けることはできない。われわれのときは終わった。すでに雨の降り方は変わり、暑さは増し、作物や動物の繁殖も衰えている。われわれはもはや魂の住みかとしての肉体を用意することができない。なぜならばまもなくこの砂漠に水や食べ物がなくなるときが来るからだ。」


マトリックスがなんなのかを客観的に知るうえで、マルロ・モーガン著「ミュータント・メッセージ」はとても素晴らしい本だと思う。
ちなみにミュータントとは、アボリジニではなく、われわれ文明人のことである。最近、異常気象でオーストラリアが大変なことになっているようなので、この書についてもちょっとコメントしたくなった次第である。

この手記が真実なのか、そうでないのかは読んでみれば、わかる人にはわかるだろう。なんてわけのわからないコメントになっているが、この書のなかでマルロ・モーガンとともにアボリジニたちとオーストラリアの大地を旅をすれば、一時的にもマトリックスが崩壊するのではないかと思う。

少なくともアボリジニの精神性は宇宙人のそれに近いものがあると私は感じる。アメリカインディアンなどもそうだが、こうした少数派種族の精神世界は大自然そのものと直結しているだけに、普遍的な宇宙哲学を含んでいるように思えるのだ。もちろんマルロ・モーガンのようにもともと精神世界の素養があって、彼らの世界をちゃんと翻訳してくれる人がいて初めて知ることができるわけである。

こうした世界を知ると、文明人の方がいびつな世界観というか、宇宙の中でかなり特殊なというか、破滅思考の病んだ世界に生きているように感じてしまう。われわれの世界がいびつでないと信じこまされていること自体が、マトリックスの存在の証明であるのかもしれない。

アセンションとは何か。何度も出てくるこのテーマであるが、こころがもっと自由になること、それがアセンションであるともいえるだろう。自分に何かを付け加えることではなく、本来あるべき姿にもどること。だから、ある意味で上昇というイメージとは違うのかもしれない。何気ない日常のありふれた思考がカチカチの既成概念に占められている。
これがマトリックスの正体だ。これを壊して本来の自然で自由なこころの姿に回帰すること。それがアセンションなのだ。
ここで紹介されているアボリジニの世界は、ミュータント側からするとすでにアセンションした世界なのだろう。

さて、筆者が旅に出る前に突然現れ、彼女の未来を予告していった謎の占い師の男性。こんなところにも、筆者がある存在から何気にサポートされていることを感じさせている。読んでいない人にはぜひお勧めの書である。

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『ミュータント・メッセージ』
マルロ・モーガン著  角川書店(1995)

「一人の白人女性が、ふとしたことから、アボリジニ部族とともに砂漠を歩く旅に出た。言葉を介さず通い合う心、手を触れるだけで癒される体―灼熱の大地で体験する目をみはるような出来事の数々。その中で、ひとつずつ気づかされていく本来の地球と人類の姿。そして120日間の旅の末に彼女が到達したものとは…。物質文明にまみれた我々ミュータントへの強烈なメッセージがこめられた、衝撃的な作品。」(AMAZONレビュー)

※文庫版もあり
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No.165|アセンションCommentTrackback

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